生きていることが辛い日々②
生きていることが辛い日々に転機が訪れたました。
Kさんが近くのホームセンターで見つけてきた猫。
可愛かったから見に行こうと誘われついていくと、生後4か月のかわいい子猫がいました。
触らせてもらい、一瞬で虜になりそのままうちの子へ。
この子が来てから毎日あった暴力がなくなり、体のいたるところにあった痣が薄くなり消えていった。
猫のお腹には虫がいたり、髪をしばるゴムを誤飲したり、尿結石ができやかったりと何度も病院にお世話になっていた。
獣医師に「この子は短命かもしれない」と言われたりもしたけど、猫が生きている間は精一杯できることはやってあげようと思った。
少し広い部屋に引っ越し、落ち着いた日々を送りつつも、原因不明の左ひざに痛みがでることがあったり、思考が凶悪になったりして自分が自分じゃないような感覚になることがあった。
当時母からも目つきが違うと言われてた。
ある日母から突然〇日に帰ってきてとの連絡がきた。
言われた日に、実家に帰ると母の知り合いのSさんがにいた。
挨拶をし終えると、Sさんは私の背後や全身を見てきて言った。
「左ひざに男性がついていて、あなたを幸せにはさせないとすごい形相をしている。あと水子があなたを心配しているよ」と。
続けて「彼には女性の霊がついていて、いくら別れようとしても霊同士が結託して別れさせようとしない。除霊したら彼と別れることになるけど、それでもいい?」と聞かれた。
二つ返事でSさんに男性の除霊と、水子を成仏させてもらうことになった。
私の背中に手をあてるSさん。
終わってからSさんが言う。
「今日から1週間以内に夢に水子が出てくるから」と。
実家に泊まることなくそのまま家に帰り猫を愛でる生活に戻る。
ある夜、夢に女の子が出てきた。
顔は暗くて見えないが、髪の毛は肩くらいまである幼児くらいの女の子。
耳元に「ママ」と呼ぶ声が聞こえ女の子が遠ざかっていって目が覚めた。
涙が止まらなかった。Kさんにばれないよう声を殺して泣いた。
生んであげれなかった罪悪感と心配させてた申し訳なさでいっぱいだった。